掃除用洗剤の種類
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2022/04/15
コラム
掃除用洗剤は「掃除のクオリティ」を左右する重要なアイテムです。
「どんな種類があるの?」と気になっている方もいるのではないでしょうか?
今回は掃除用洗剤の種類を詳しく解説します。
▼掃除用洗剤の種類
掃除用洗剤は成分や特徴など様々な種類があります。
■天然由来の掃除用洗剤
①発酵エタノール
サトウキビを原料にした「エタノール」で汚れを落とします。
掃除だけでなく除菌を目的としても使用されます。
②クエン酸ソーダ
柑橘系の果物やサツマイモデンプンを発酵し精製した「クエン酸」で汚れを落とします。
「クエン酸」は「弱酸性」で「アルカリ性」の汚れに効果的です。
③重曹
ベーキングパウダーにも使われる「炭酸水素ナトリウム」が主成分です。
汚れを落とす他にも吸湿と防臭効果があります。
④天然成分の石鹸
天然ハーブなどの植物を原料にした石鹸を使うことがあります。
石鹸は「弱アルカリ性」で「酸性」の汚れに有効です。
除去効果は他の掃除用洗剤より劣る場合があります。
■合成洗剤を含む掃除用洗剤
①酸性洗剤
水垢・尿石・鉄サビなどを落とすのに効果的です。
天然素材を含む「クエン酸」も、酸性洗剤に含まれます。
しかし「クエン酸」は「弱酸性」で掃除効果が期待出来ない場合がありあります。
その場合は「塩酸」「硫酸」「硝酸」など強酸を成分とする酸性洗剤を選びます。
②アルカリ性洗剤
油汚れなどを落とすのに効果的です。
「水酸化ナトリウム」や「水酸化カリウム」などの強いアルカリ成分があり、「酸性」の油汚れを落とすことが出来ます。
アルカリ性洗剤にはさらに「漂白剤」に分類されます。
「漂白剤」には「塩素系」と「酸素系」に分類されます。
「塩素系」は「次亜塩素酸ナトリウム」を主成分とし、強力な掃除効果があります。
しかし、取り扱いが難しくツンとした臭いが残ります。
「酸素系」は「過炭酸ナトリウム」を主成分とし、「塩素系」より効果は小さいですが安全に使用することが出来ます。
③中性洗剤
「酸性」と「アルカリ性」の中間の掃除用洗剤です。
「クエン酸ナトリウム塩」「エチレンジアミン四酢酸」が主な成分です。
汚れを浮き上がらせる「界面活性剤」という仕組みで汚れを除去します。
▼まとめ
掃除用洗剤に含まれる成分は様々で汚れの種類に対して得意・不得意があります。
効果的に掃除するためにも掃除する目的に合わせて、最適な掃除用洗剤を選んでみてくださいね。